取組背景
近年の日本では、複雑で不確実な変化の激しい社会を生き抜くための力を養うことが重要視されている。そのために社会に開かれた教育課程を目指しているが、地域や学校さらには家庭の経済状況等によって教育格差が生じている。日本財団が行った18歳意識調査によると、教育格差を感じる18歳は48.9%にのぼることが分かっている。
取組目的
上記背景や社会に開かれた教育課程を踏まえて、当団体では「ひとりひとりが活気に溢れ個性豊かであり、協働的に学び成長できる地域社会」を実現することを目指す。生涯学習の理念に基づき「みんなが先生」としてあらゆる機会や場所で学び合える学び場をハード面とソフト面の両方から整備する。
取組内容
ハード面の学び場整備では、閉校した小学校の校舎に行政の協力のもと「学びの秘密基地」を創る活動を行なっている。全国の大学生で理想の学び場について検討をした上で実際にDIYを行う。ソフト面の学び場整備では、探究的な問題解決学習のプログラム開発及び提供を地域や企業と協働的に行う『Learn Lab.』を企画運営している。
取組成果
国が目指す社会に開かれた教育課程を社会教育の立場から促進することで、変化の激しい社会を生き抜くための力を養う1つのロールモデルになり得る。行政や地域、企業や大学と連携・協働しながら誰一人取り残されない教育を創っていくことにより、目的に記したような地域社会を実現していく。その成果が認められ、県知事から表彰を受けるなど評価を受け始めている。
参考資料
・Frontier School 概要資料
・安部小Projectパンフレット
2021年度SDGsアンバサダーオンライン活動報告会での発表の様子はこちらからご覧ください。
Frontier School活動報告