温室効果ガスを閉じ込める鉱物

  • 13.気候変動に具体的な対策を
  • 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう

社会的背景

メラノフロジャイトはSiO2組成の天然鉱物であり、包摂化合物の一種でもある。内部に比較的大きな空洞(2種のカゴ)を持ち、二酸化炭素、メタン、窒素分子等を含んでいる。二酸化炭素とメタンは温室効果ガスの最重要な2つであるが、それらの隔離・貯蔵に有効である可能性が指摘されている。 
 

活動の目的

隔離・貯蔵目的に使うためには、二酸化炭素等のメラノフロジャイト中での高温安定性や結晶構造中での振る舞いについて詳しく知る必要がある。そのため、それらの研究を実施している。
 

活動の概要

これまでに、二酸化炭素を多く含む天然メラノフロジャイトを加熱して、脱ガスプロセスをその場ラマン分光法で調べた。その結果、二酸化炭素の脱ガスは450 ºCから始まること、メラノフロジャイト自体は1000 ºC程度までは安定であることが分かった。また、二酸化炭素の結晶中での拡散プロセスに関する知見も得た。

 

期待される効果

二酸化炭素やメタンの隔離やエネルギー貯蔵目的として利用できるかどうか、基礎的な判断基準を与えることができる。

 

メラノフロジャイトの結晶構造。2種のカゴを持ち、二酸化炭素は大きい(緑)カゴの中に入っている。
メラノフロジャイト中の二酸化炭素量と加熱温度の関係。450 ºCから二酸化炭素が抜け始める。

 

参考URL

http://www.misasa.okayama-u.ac.jp/~masami/

担当者