ユネスコが岡山大学ユネスコチェア「持続可能な開発のための研究と教育」の設置認可を更新

 岡山大学は5月18日、フランス・パリのユネスコ(国際連合教育科学文化機関)本部から「岡山大学ユネスコチェア:持続可能な開発のための研究と教育」の設置認可の更新を受けました。認可期間は2027年6月までの4年間です。ユネスコチェアホルダーには、横井篤文副学長(グローバル・エンゲージメント担当)・教授が引き続き任命されました。
 本学は2007年4月に、国連による「持続可能な開発のための教育(ESD)」の取り組みを推進することを目的とするアジアで初のユネスコチェアに選ばれており、国連の「ESDの10年(2005-2014)」や、その後継プログラムとして「グローバル・アクション・プログラム(GAP)」 、そして2015年からはSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」の達成に資する幅広いプロジェクトを国連・国際機関との連携を強化しながら学際的に推進してきました。今後は地域から地球全体のウェルビーイングの向上にさらに貢献していくことをミッションに、2023年2月にユネスコ本部に対して認可更新の申請を行っていました。
 本学はこれまで、大学院環境生命自然科学研究科と大学院教育学研究科を中心として、ESD を基盤とした高度専門人材の育成や、教育・実践活動支援を行うとともに、HESD フォーラム(国内高等教育機関の ESD ネットワーク)、ProSPER.Net(国連大学のアジア・太平洋大学院 ESD ネットワーク)、ASPUnivNet(ユネスコスクール支援大学間ネットワーク)などに参画し、国内外の高等教育機関との連携を進めてまいりました。
 特に、この度の更新ではアジア太平洋地域におけるESDのための教師教育のフレームワークを開発し、他のユネスコチェアやユネスコ・アジア太平洋国際理解教育センター(APCEIU)との協業、欧州、北米の大学との連携構築を行い、なかでもユネスコの出版物「持続可能な開発目標のための教育-学習目標-」を本学が共同で翻訳するなど、効果的な普及活動を行ったことで、ユネスコのロードマップである「ESD for 2030」に大きく貢献してきたとして評価を受けており、高等教育機関である本学に対して、引き続きESDに関連する幅広い活動を実施していくことへの期待が寄せられました。
 今後は、2021 年から始まった国連の「持続可能な開発のための海洋科学の 10 年(2021-2030)」に貢献するため、理学部附属牛窓臨海実験所を中心として海洋学分野における研究・教育活動の推進や、さらにその活動を広げて、大学生や高校生を対象とした次世代人材育成に着目して、岡山大学ユネスコチェア・アンバサダーを設置することによる国連をはじめとした国内外のユースネットワークとの連携や、岡山県と連携しながらDS(データサイエンス)部を中心とするデータサイエンス教育及びスタートアップ支援をしていくなど、全学レベルで地域から地球規模に至る様々な課題解決に取り組んでまいります。

<関連のサイト>
岡山大学ユネスコチェア
Formation of Centre of Excellence to Promote Teacher Education for ESD
岡山大学DS部

■【外部サイト】ユネスコチェア/ユニツイン事業
■【外部サイト】持続可能な開発目標のための教育-学習目標-

 

ユネスコチェアのロゴマーク

本件問い合わせ先

グローバル・エンゲージメント・オフィス
TEL: 086-251-8326(国際部国際企画課)

© Okayama University

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