動原体改変による半数体の作出

社会的背景

急激な世界的人口増加および地球規模の気候変動により、これらの変化に対応した作物を作出するために、従来法に比べてより短期間で品種の作出が可能な育種法が求められている。
 

活動の目的

育種に必要な年限を短縮し、急激な変化に即時に対応可能な育種法を開発する。
 

活動の概要

半数体は倍加半数体を用いた育種年限の短期化に利用可能であるが、半数体が得られる種は限られている。シロイヌナズナなどのいくつかの植物種では、動原体特異的ヒストンであるCENH3タンパク質の改変により動原体の機能を部分的に失わせた系統と野生型系統を交配すると野生型系統由来の染色体をもつ半数体ができることが報告されている。私たちは、これまでの植物の動原体に関する基礎研究で得られた結果を活かし、これらの種で用いられた方法を改変することにより、多くの種で利用可能な半数体作出法を開発している。
 

期待される効果

CENH3タンパク質は全ての植物種に存在し、遺伝情報の娘細胞への均等な分配を司っていることから、この方法は多くの作物の育種年限の短縮に貢献できる可能性がある。

 

担当者

© Okayama University

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