再構成可能ハードウェア設計環境の構築

社会的背景

ITシステム全体を長期に渡って安全に用いるためには、耐故障技術、再利用技術、セキュリティ技術、省エネルギー化技術やコスト削減技術が重要な課題となっており、その構築に当たっては半導体技術、回路技術、アーキテクチャ技術、ソフトウェア技術、システム設計技術などを横断して自由な発想で総合的にアプローチすることが求められている。こうした問題意識から、電子情報通信学会ではサステナブルコンピューティング特別研究会が発足している。

 

活動の目的

本取り組みでは、特に FPGA (Field Programmable Gate Array) などの再構成可能ハードウェアに着目し、各種のアプリケーションを効率的に処理させるための設計環境の構築を目指す。

 

活動の概要

再構成可能ハードウェアを対象とした設計環境は既に多数提案されているが、熟練したハードウェア設計者が実現できるような高性能、高効率な回路が、抽象度の高い設計記述から自動合成できる状況には至っていない。そこで、使用するハードウェアリソースを陽に記述できる動作記述言語を用いることによってそれを可能とし、再構成可能ハードウェアの用途拡大に役立てる。

 

期待される効果

アプリケーションに適した回路構成を適宜再構成可能ハードウェア上に構築しながら処理を進めることにより、ソフトウェアのみによる従来の処理に比べ、消費エネルギーの大幅な削減が期待できる。また、同一ハードウェアのまま、回路機能の更新、改変ができることから、IT機器の再生、再利用が促進され、ITシステムのライフサイクル全体における省エネルギー化やコスト削減に寄与でき、地球環境に優しいIT社会構築に役立つ。

 

参考URL

https://www.rs.cs.okayama-u.ac.jp/

http://www.arc.cs.okayama-u.ac.jp/index-j.html

https://sites.google.com/site/renewableintegratedsystems/

© Okayama University

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