量子科学基盤研究による人類への貢献

地球上のエネルギー資源偏在は、産業発達の地域差を生じ、経済や衛生の地域格差あるいは地域紛争をも招く。今の技術ではエネルギー源を地球上に万遍なく分布させることはコスト的に困難である。だがもし室温超伝導が実現すればエネルギー輸送コストがほぼ解消できる。また磁場中でも強く生き残る高い臨界磁場特性を有する超伝導体を発見できれば、その応用展開の可能性が見込まれる。こういった動機のもと量子科学を発展させる研究と教育を実施している。

例えば超伝導現象の原因である電子間の量子相互作用には新しい対称性が存在し新奇な機能が産業に応用できることを示しました (K. Matano, et al., Nature Phys. 12, 852–854  (2016))。また、鉄を含むある種の超伝導物質においては、磁場中において新しい超伝導状態が実現することによって強磁場中でも超伝導が生き残るような高い臨界磁場特性を有する超伝導状態が実現することを発見した(S. Kasahara, et al., Phys. Rev. Lett. 127, 257001 (2021))。

 

参考URL

http://www.physics.okayama-u.ac.jp/index_j.html

© Okayama University

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