日本とインドの叡智を「コレラの母国」に結集させ、世界規模で下痢症感染症の制圧を目指す

岡山大学インド感染症共同研究センター(CRCOUI)は、インド国コルカタ市を拠点に世界規模での下痢症対策に取り組んでいる。この取り組みはJICAが1998年に開始した「下痢症対策プロジェクト」から始まり、2007年には文部科学省「新興・再興感染症拠点形成プログラム」において、同市にある国立コレラ及び腸管感染症研究所(NICED)内に岡山大学インド感染症共同研究センターを設置し、本学教職員を常駐させ、国際共同研究活動を開始した。今日では隣接する西ベンガル州立感染症病院等との協力体制を整備し、さらには、わが国の大学や研究機関との連携を進め、国際共同研究を加速させるとともに、若手人材を育成するための教育・研究活動も行っている。

インド国は公衆衛生面では発展途上の国であり、日本では発生が極めて稀となった感染症も頻繁に流行する。インド国は「コレラの母国」とも呼ばれており、コルカタ市やその周辺を発生源とするコレラのパンデミック(世界的大流行)が何回も繰り返されている。この公衆衛生研究、特に下痢症研究の最前線となる地において、岡山大学インド感染症共同研究センターは、世界規模で人々の健康を守る砦として、国内外の様々な人々や機関と密に連携しながら、日々世界の感染症制圧に尽力している。

 

参考URL

http://wwwcid.ccsv.okayama-u.ac.jp/
 

不衛生な池での日常的に沐浴をする人々

医療施設の近代化が遅れる病院

© Okayama University

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