脳腫瘍を持つ小児の未来をつくる-岡山大学脳神経外科の取り組み-

  • 3.すべての人に健康と福祉を

小児がんは、現在の小児病死原因としては最も多く、脳腫瘍は白血病に次ぐ2番目の発症頻度である。脳という特殊な環境で発症するため、診断時に重症化していることが多く、死亡数は最も多い。岡山大学病院では脳神経外科が中心となり医師、看護部、薬剤部、リハビリテーション部等による集学的なチーム医療を展開している。

 

 

脳神経外科医は、最先端の手術用ナビゲーション・顕微鏡や神経内視鏡などを駆使して手術を行い、可能な限り安全で高い腫瘍摘出率と低い術後後遺症を目指している。同時に、患者の年齢、性別、体重、発達、遺伝子診断に基づくテーラーメイド医療を小児科・放射線科・病理診断科と科を超えて協議し、診断・治療方針を決定する。また、小児脳腫瘍症例の手術ビデオや診断・治療データを用いて、医学生や若手脳外科医への後進の育成にも意欲的に取り組んでいる。

 

脳神経外科・小児科・放射線科合同カンファ
神経内視鏡による手術

 

小児脳腫瘍は既存の報告にない難治症例も多く、症例データの蓄積が非常に重要となる。当科では岡山大学バイオバンクと協同して臨床研究へ従事し、新しい治療への挑戦を行っている。さらに日本小児がん研究グループ(JCCG)と連携し、オールジャパン体制での小児脳腫瘍データシステム構築へ貢献している。

 

参考URL

http://neuro.hospital.okayama-u.ac.jp/

担当者