新世代放射線がん治療法の開発と国際標準化の取組み

  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)は、ホウ素同位体10Bをがん細胞に取込ませて中性子線を照射し、ホウ素中性子反応を惹起することでがん細胞のみを殺傷する画期的ながん放射線治療法であり、患者の皆様の生活の質(QOL)を高度に維持することができる。

岡山大学では、がん細胞に選択的に取込ませることのできるホウ素薬剤の開発を進めており、連携相手である名古屋大学では治療に最適な加速器型中性子発生装置を開発中である。当面、頭頚部がんへの適用を図り、将来はAYA世代の小児がん等への適用拡大を検討している。
放射線治療のGuideline策定は国際原子力機関(IAEA)が担っている。岡山大学は、2016年の第60回IAEA総会で共同してBNCTのSide Eventを開催した。10月にはIAEAとBNCTの教育研究に関する協定を締結している。更には、ホウ素薬剤に関するIAEA・Consultants’ Meetingが2017年9月に世界の専門家を集めて開催されており、BNCTの世界標準治療化に向けた一里塚となると期待されている。この会議には岡山大学からも参画し、全面的に支援している。

 

IAEA第60回総会におけるBNCTに関するSide Event

 

ホウ素薬剤に関するIAEA専門家会議

 

参考URL

https://www.okayama-u.ac.jp/user/ntrc/

担当者