廃棄物からのエネルギー回収促進への取り組み- ガイドライン化への進展 -

  • 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 12.つくる責任 つかう責任

社会的背景と目的

廃棄物3Rを着実に行った後、廃棄物系バイオマスの焼却処理で発生する膨大な熱エネルギーを活用して発電を行い、電力供給によって化石燃料使用を抑制するための制度、技術、社会的条件等を明確にし、エネルギー回収すなわちWaste-to-Energy:WtEを国際的に推進するための活動を継続してきた。焼却施設は開発途上国での導入があまり進んでいない現状であることから、適切なガイドラインを整えることを目的とした。

活動の進展

図1にWtEの具体的な施設構成を示す。焼却施設の多い日本国内での実施例を調査し、データベース化を目指して整理・解析を行ってきた。具体的には、1)熱回収ボイラー性能等に関する技術的要素、 2)焼却対象のごみ質等に関する廃棄物要素、 3)施設立地等の地理的要素および4)WtEによる電力を供給・利用する社会的要素等、である。

次いで、ガイドラインに必要な諸要素すなわち社会的・一般的条件、行政組織に関する事項、組織の統治に関する事項、経済的事項や住民啓発に係る内容を明確にし、それらが満たされる条件が備わっているかを確認することが必要であり、 IGES:(公財)地球環境戦略研究機関と連携して継続している。 これらの相互関係を図2に示す。

成果の一部は、バンコクで開かれたThe 3R International Scientific Conference on Material Cycles and Waste Managementにおいて発表した(K.Kawamoto et al., Guideline Development on Waste-to-Energy from MSW incineration, 2019年2月)。
 

 

今後の方向

WtEを促進する基準や条件をより明確にし、社会的投資にもとづき温暖化防止と世界の持続的発展を誘導するツールを提供していく。

参考URL

http://www.okayama-u.ac.jp/user/catalgas/index.html

 

 

担当者