迅速な災害廃棄物処理を目指して~地方自治体向け災害廃棄物対策行動訓練システムの開発

  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 13.気候変動に具体的な対策を

 目的・活動

近年、大規模地震や気候不順による大雨・台風・洪水・土砂崩れなどの災害が頻発している。災害が発生したときには多量の災害廃棄物が一度に発生するが、直後の処理対策が遅れると、後の都市復旧作業や復興作業に大きな遅れを生じさせることがある。そのため、地方自治体の迅速な初期行動が望まれている。対策が進んだ地方自治体では、緊急事態発生時の職員の役割分担や対処行動を理解・確認させるために、被訓練者を集めてシナリオ通りに行動させる図上訓練を行っている。しかし、図上訓練では全メンバーが同時に参加しなければ実施できない、反復学習ができない、複雑なシナリオには向かない、などの問題がある。そこで本研究では、過去の災害廃棄物処理の経験を集約したルールベースを作成し、それを元にプログラムが被験者を訓練するエキスパートシステムを開発している。エキスパートシステムが被験者以外の役割を担当するため、単独訓練や遠隔地連携訓練が可能となり、訓練内容も広がるというメリットがある。

 

今後の計画

南海トラフ沖地震に備えるために、高知市職員と訓練システムの実装を検討中である。

 


 

担当者