個性の多様性の生成機構とその適応的意義の解明

  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 15.陸の豊かさも守ろう
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

<目的・活動> 

ヒト及び高等霊長類では多様な個性を持つ個体が集まり、様々な場面で個性を生かした役割分担を行うことで、柔軟な社会を形成している。異なる個性を持つ個体から構成される集団における役割分担の生起機構を解明することは、個の社会適応と社会形成のプロセスを知る上で重要だと考えられる。本活動では岡山大学とカールスルーエ工科大学(独)、ハイデルベルグ大学(独)が共同して、メダカを研究対象にして、動物個性の多様性が生まれる機構をゲノムレベルで解明すると共に、動物個性の違いが社会における役割分担を生み出すかを調べる。本活動により集団において個性の多様性が保持されている適応的意義の一旦を解明する。

 

<今後の計画> 

これまでドイツの研究グループは集団内の個体差を生み出す遺伝的基盤を解明する目的で、1つのメダカ野生集団から100以上系統の近交系(兄妹交配を繰り返すことで作成した均一な遺伝的背景を持つ集団)を確立した。日本の研究グループは各近交系を用いてメダカの行動実験を行い、動物個性を規定する遺伝的な要素を検索する。さらに異なる動物個性を持つ個体の集団を作成し、個性に応じた役割分担が生じるか否かを解明する。

 

     野生集団内の遺伝的多型と個体差を反映した
               近交系パネルの確立
    (ハイデルベルグ大学、カールスルーエ大学)
        参考文献: G3 (2014) 4: 433–445.
        異なる動物個性を持つ個体の集団を作成して、
               行動検定(岡山大学)

 

担当者