脳卒中の治療法開発

  • 3.すべての人に健康と福祉を

背景・概要

脳卒中は代表的脳血管疾患であり、虚血性脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血の3つのタイプがある。いずれも重症であれば生命危機に直面し、一命をとりとめた場合でも重大な神経後遺症を残すことは稀ではない。
西堀らの研究グループは、これら発症機序の異なる3つのタイプの脳卒中で生じる脳障害の何れに対しても有効な抗HMGB1(High mobility group box-1)単クローン抗体治療法を開発した(FASEB J, 2007; Stroke, 2011; Nat Med, 2012; Sci Rep, 2016; Sci Rep, 2017)。本抗体による脳梗塞治療法の発明は、平成21年度全国発明表彰(総裁 常陸宮殿下)において21世紀発明奨励賞を受賞した。
厚労科研やAMED橋渡し研究助成など大型研究費を得て、すでにヒト治療用のヒト化抗HMGB1抗体を作製し、その基本特性の解析を終えている(特許第6247646号、米国登録9550825、PCT/JP2013/82860)。

 

今後の計画・期待される成果

現在、抗体医薬開発のパートナー企業を探索中である。抗HMGB1抗体治療は脳卒中全般に対する有望な急性期治療法となることが期待され、実用化が実現すれば、高齢化社会への大きな貢献となる。

 

 

参考URL

http://www.okayama-u.ac.jp/user/pharmaco/

 

担当者