東アジア等の気候系や変動の解明とそれを軸とするESD教師教育推進へ向けた学際的『知の統合』

  • 13.気候変動に具体的な対策を
  • 4.質の高い教育をみんなに

アジアモンスーンの影響も受ける日本付近の気候系は、梅雨や秋雨などの独特な雨季や、細かいステップでの大きな遷移を持つ季節サイクルで特徴づけられる。このため、季節が少し違うだけで、豪雨や豪雪などの気象災害に繋がる現象の特徴や表れ方も変わってくる。従って、地球温暖化等に絡む気候変化の予測、知見の普及、防災教育においても、「このような季節だからこそ、このような特徴の災害が起きうる」という視点での知見を解明・体系化し、社会へ発信する必要がある。一方、このような中で育まれた多彩な季節感は、日本の文化を特徴づける重要な要因の一つであり、文化理解教育のベースの一つになる。

そこで、本取り組みでは、『多彩な季節サイクル』やその変動の視点から東アジア気候系の種々の側面の解明を行うとともに、それらを軸に学際的に『知を統合』し、気候変動・防災・環境教育や学際的な文化理解教育の観点からのESD教師教育推進へ向けた貢献を狙っている。その際に、気象・気候システムの持つ非線型的な複雑さや学際的繋がりという特性を大いに活用し、「種々の相反する要素の絡み合いや繋がりを解きほぐして問題解決にあたる」ための『ESD的視点』自体の育成も強く意識している。
 

担当者