グラフェンを用いた高性能イオン吸着剤の研究

  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう

文明の高度発展に伴い廃棄物の処理にもより高度な技術が要請されるようになっている。高性能なイオン吸着剤やフィルターは、不要ガス吸着などによる換気性能向上、粉塵低減、あるいは水溶液中の不要イオン吸着など多くの需要があり、衛生的で安全な社会の基盤環境形成に欠かせない素材である。また近年では原子力発電所の事故に伴い、放射性元素の吸着材を大量にかつ安価に提供することも喫緊の課題となっている。  我々は日本原子力研究開発機構とともに、極めて短時間のうちに表面にグラフェンナノ構造を形成する技術を発見しその研究を続けている。ホームセンターで入手できる燃料用炭材料等を数100Paの環境に置き、家庭用電子レンジで数十秒処理することで、比表面積が1000m2/gを超えるグラフェンナノ構造が形成される。この技術で高性能なフィルター材料が安価大量に提供できることが期待されている。

 

 

ホームセンターで入手できる燃料用炭材料等を数100Paの環境に置き、家庭用電子レンジで数十秒処理すると、グラフェンナノウォールと呼ばれる構造が形成される。比表面積は10002/gを超え、高性能なイオン吸着体となる。
 

担当者